夏ももう終わり。

 夏ももう終わり。この夏、実は自業自得なんですが去年と同じように追試に追われる日々でした。日本に帰国する事もなく、そしてどこかに旅行行ける事もなく、マンチェスターにとどまってました。もちろんBBQなどの夏らしい事はすこしは味わいましたが・・・。一言でいったら、「プレッシャーの夏」。せめてオシムジャパンの試合をテレビでも90分フルに観たことがない自分にとっては7日もしくは昨日の日本代表戦をオーストリアで観戦したかった。ビールとソーセージを嗜み、「ニッポン!ニッポン!」って叫びたかったわあ。Liverpoolから試合会場になるKlagenfurtまで格安の飛行機が飛んでるがゆえにね。

 今日、正式に追試の結果が出て無事に最終学年に進級できる事が決定しました。普通の学生は7月の初めにこんな事は決まってると思うけど、自分は新学期が始まる4日前に決定しました。これが追試を受けたやつのさだめなのかな。追試は3つあったのですが、正直最後の三つ目の試験の手応えがあまりにも悪く、試験終了時には2つの意味で「終わったあぁぁ。」って思いました。

 こうやって、夏を過ごしてしまったけどこの夏を無駄にするか、しないかはこれから始める最終学年にかかってるんだと自分に言い聞かせてます。追試に通って少しは自信がついたのは事実だし、今ここで夏を無駄に過ごしたと思うのは少し悔しいしね。

 いろいろアドバイスをくれた方、励ましてくださった友達には感謝しています。さあ、4日間の夏休みをどう過ごそう?早い考えですが、冬は日本に一時帰国します。温泉入りたいなあ。

結婚。

 この頃、よくギリシャ人のフラットメイトと一緒にご飯を食べます。お互いに作り合ったり、一緒に作ったりして。昨日の夜、10時半頃にカルボナーラを食べてると「明日、一緒に走ろう。」って言うから、今日は天気もいい事もあって、ちょっと離れた公園に一緒に走りに行ってきました。

 そんな彼が一週間前、「同じ研究室の仲間の誕生日会があるから、一緒に行かないか?」っていうから、「いいけど・・・。」ってあんまり乗る気じゃなかったんだけど、そう答えた。そんなパーティーに行っても、知ってる人なんて誰もいないのは目に見えてるわけだし。当日、結局しょうがなく彼について行ったら、その誕生日会には案の定、今住んでる家の大家さん以外は誰もいなかった。まあ、飲んで陽気になってそこにいる人と話すしかないと思って、ウォッカやら、酒やらを飲んでると気持ちよくなって帰り道は、上機嫌で歌を歌ったり、叫んだり、迷惑にも道行く人に声をかけたりしててそんな俺をギリシャ人の彼は笑ってたわけ。

 でも事件はそのときに起きました。俺もほとんど覚えてないのだけど、こっちの不良を挑発してしまって、俺じゃなくギリシャ人の彼がそいつに殴られてしまった。それでギリシャ人の彼は怒って、殴り逃げする彼を追っかけたんだけど、途中で諦めて戻ってきた。そんでまた一緒に家路に着いたわけだけど、「あー、やっちゃったぁ。」って実感したのは次の日の朝、目を覚ましてから。本当に酒に飲まれてしまった。ここマンチェスターは不良とか、何してくるかわからないから、殴られただけですんでよかったわあ。凶器とか出してきたら、もうとんでもないからね。彼には本当に申し訳ない事したなあ。

 今日朝起きてメールをチャックしたら、久しぶりに地元の友達からメールが着てて、内容は彼が今年の12月23日に結婚式を挙げるという事。「だから是非帰ってきてほしい。」っていう事も言ってくれてて、早朝から幸せな気持ちになりました。でも昨日家にお茶を飲みに来た友達と結婚の話をしたり、彼に結婚する地元の友達と彼の彼女の写真を見せて、「この2人、結婚するよ。」って話してて今日、本当に結婚するっていう報告があったから何かテレパシーみたいなものがあるのかなあ。いやー、本当に友達が結婚となるとやっぱり嬉しいね。もちろん絶対に冬は日本に帰ります。みんなで祝いたい。その日くらいは酒に飲まれてもいいんじゃないかなあ。

夏が来ない。

 今日も雨。本当に夏はいつやってくるんだろう?天気ってやっぱり、人の気持ちにすごく作用すると思う。朝、起きて部屋のカーテンを開けるときに一番それを感じるなあ。まあ、雨でも「またかあ。」って思うだけで慣れてしまったんだけどね。マンチェスターで出会った人たちも徐々にこっちでのコースを終えて、日本に帰ったり、違うところに行ってしまったりして、なんか少し寂しい。こういう時には太陽の光がほしい。でも家をシェアしてていいと思う事は、帰ったら誰かが家にいる事。別に毎日めちゃめちゃお話するわけでもない。でも帰宅時にフラットメイトがリビングでネット使ってたり、キッチンで料理してたりするのを見るだけでも、きっと無意識に癒されてるんだろうなあって思うわ。

 昨日、もうずっと連絡取っていなかった、昔ここで一緒に住んでいたアイルランド人の女の子からメッセージが来て、今はアイルランドに戻って暮らしているとの事。でもびっくりしたのは彼女が結婚したという事。「結婚」という言葉が彼女と一緒に住んでた時からの時間の経過を思わせる。誰と結婚したのかなあ。彼女に返信しないと。

 

引越し。

6月30日に友達に引越しを手伝ってもらって、新しい家に来てもうあっという間に2週間が過ぎました。ここでは僕が最年少で、ギリシャ人、ボルトガル人、インドネシア人と他国籍です。夏休みって事もあるんだけど、今の家はなんかくつろげる環境が整ってるって感じです。くつろぎすぎてる感は否めないんだけど(笑)。でもまだそれを評価するのには早いのかな。とにかく今はフラットメイトと一緒にご飯食べたり、料理をし合ったりして仲良くしてます。今日はインドネシア人(32歳の女の人)の友達が10人以上、彼女の作ったランチを食べにくるみたいです。だから彼女は昨日の夜からたくさんの料理を作ってます。彼女の料理には必ずといっていいほど、チリが入ってるんだけど本当に美味しい。エスニック料理万歳。さーて、部屋に戻って気合入れなおして、勉強だ。

読み終えた後で。

昨日、一度『ノルウェイの森』を読み終えたんだけどなんか深いなあ。何で彼女はそんな決断をしたのか、とかいろんな登場人物の発言や会話、やり取りを考えるとどんどん深くなっていって、考えをめぐらせてしまう。どうしてそうしたのか?って疑問が多くて、答えなんてないのに答えみたいなもの見つけようとしてしまう。それくらいこの小説が好きになったわあ。時間が経ったら、もう一度読み返してその時は他の読者と討論会みたいなものがしたいなあ。

ノルウェイの森

つい最近、一週間弱オランダとベルギーに小旅行に行ってきました。ブルージュって街はコンパクトですごく綺麗だったなあ。解けたチョコレートをかけてもらって食べるワッフルもやっぱり美味しかった。
 
 行く前に新しい家に引っ越すために部屋を片付けたり、荷物をまとめたりしてた時に友達がここでの留学を終え、残していってくれた本の中に『ノルウェイの森』を見つけました。その友達から結構たくさんの本を貰ったんだけど、何一つ手をつけてなかったし、『ノルウェイの森』はカバーがかかってたからなおさら気付かなかった。
 
 最初はこんなベタな本を読んでもなあ、って思ってたんだけど旅行に持っていく事にしました。それがきっかけで今、とてもこの本にのめり込んでます。登場人物がどうなっていくんだろう?っていう好奇心をかきたてられてここ最近毎日読んでる。小説自体がフィクションなのに、世界にはいろんな恋愛してる人がいるんだなあって改めて感じるわあ。冒頭から切ない結末を思わせるだけにどんな結末が待ってるのか、すごく気になる。

 さて、夏が来たーーー。なのにある事情により、マンチェスターから離れる事ができません。まったく情けない。でも前向きにこの夏を過ごそうと思ってます。来年もここにいる事誓ってね。

The Derby Match !

今日は待ちにまったダービーマッチの日です。今からManchester Cityを応援してきます。すべて自分の希望を取り除いて、結果予想します。Cityが負けます。楽しんできます。ManUを倒すぞーーー。